屋久島の安房(あんぼう)中学校でe-ネット安心講座を開催

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NPO法人イー・エルダー

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2010年12月29日
イー・エルダー会員 斎藤 富士夫

びわ湖のある滋賀県在住の私は、12月10日にe-ネットキャラバンの専任講師として鹿児島県屋久島の安房(あんぼう)中学校を訪問しました。
今回の講座は2部構成で第1部は在校生全員114人が対象、第2部は保護者35名が対象となり、資料は生徒と保護者用の内容を変えて準備し会場入りしました。

屋久島空港から縄文杉(じょうもんすぎ)で有名な登山口へ行く途中にある安房(あんぼう)中学校は、屋久島の中でも生徒数が多い学校です。校内に入って職員室に向かう間、何人かの生徒から「こんにちは」と元気な声を掛けられ、第一印象は礼儀正しい生徒がいる学校だと感じました。

体育館に全校生徒が集合し、生徒指導の先生の指示で全員が15秒ほど眼をつぶり、会場が静かになったところで、講師紹介があり講座を始めました。
「著作権の違反」、「ネットいじめ」、「ネットの金銭トラブル」などについてビデオを交えて説明を行いました。
45分間の講座の中で、私語をする生徒もなく、真剣に話しを聞いていました。
終了後に生徒代表から「今日はインターネットの危険なところを勉強したので、これからはインターネットやケータイを使う時にこの事を思いだして使いたいです」とお礼の言葉をいただきました。

その後、引き続き、保護者の方に「ケータイ依存症」、「ネットいじめ」、「出会い系サイト」等についてビデオを含め60分の講座を行いました。
保護者の皆さまも熱心に参加し、終了後に幾つかの質問も受けました。

e-ネット安心講座では、講座で得た知識を家庭で、保護者と子どもで話し合う事をお願いしています。
今回行った生徒と保護者の2部構成は家庭での話し合いのきっかけ作りに役立つと実感しました。

普段はインターネットやケータイの便利な使い方を中高齢者に教えていますが、大人になるための「判断力」、「自制力」、「責任力」が成長過程にある子ども達にはネットの危険性を、e-ネットキャラバンを通して今後も支援していきたいです。

写真:鹿児島県屋久島の安房中学校 写真:生徒に話しかける斎藤さん

写真左:鹿児島県屋久島(やくしま)の安房中学校
写真右:生徒に話しかける斎藤さん

写真:屋久島杉のある山並み

写真:屋久島杉のある山並み

 


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