NPO法人 すまいる様が開発した[盲ろう者に便利なソフトウェア]に感動

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2008年5月29日

リユースPCユーザー見学レポート

5月26日、NPO法人 視聴覚二重障害者福祉センター すまいる(本部:大阪市、理事長: 門川 信一郎 ( かどかわ しんいちろう ) が開発した「イージーパッド3」という新しいソフトのお披露目を兼ねた研修会に見学に行った。

http://www.deafblind-smile.org/index.html(新しいウィンドウで開きます)

全盲ろう者から弱視難聴者まで4名が支援者の手助けを受けながら、講師の説明に取り組んでいる。

盲ろう者の一人は講義内容を支援者が6点入力で点字通訳した文章をピンディスプレイで読み、理解して、ソフトに取り組んでいる。

他の盲ろう者は支援者の手と手の触手話で理解し、パソコンに取組んでいる。

このシーンを見ただけで、感動がジーンと伝わってくる。


写真は、支援者から触手話で講師の説明を聞いている全盲ろう受講者。

このソフトは、NPO法人 すまいる が
ソフトバンクモバイル株式会社の社会的投資プログラム(新しいウィンドウで開きます)の資金助成を受けて、盲ろう者・弱視者・高齢者にとって既存のソフトの使い勝手の悪いところを改良して開発されたテキストブラウザである。

例えば、6点入力、キーワード検索、ページ内の移動、文字サイズの変更、ピンディスプレーへの出力などの機能が簡単に操作できる。

NPO法人 すまいる の門川理事長(ご自身も盲ろう者)は、「盲ろう者や弱視者に本当に必要な機能に絞り、使い勝手にこだわって開発した。さらに多くの利用者の意見を聞いて、新しい機能もプラグインで提供する」と挨拶された。

6月にはフリーソフトとして正式に公開する予定とのことである。


写真は、ご挨拶されているNPO法人 すまいる の門川理事長。

参加者のひとり、ご自身が盲ろう者であり盲ろう者のパソコン講師である村岡(むらおか)さんは、「これまでのソフトにはいろいろな問題があったが、イージーパッド3は素晴しい。早速、講義で使って行きたい」と感想を述べた。

なお、当日の参加者が使用したパソコンは、デル株式会社からご提供を受け、イー・エルダーのリユースPC寄贈プログラムにより寄贈されたリユースパソコンも使われた。


写真は、当日使用されたデル株式会社からご提供を受けたリユースパソコン。

 


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