「SIerやメーカーに就職した新卒」や「現役エンジニア」で、動画配信で学ぶ技術者はほぼゼロと言ってよい。人月単価300万円以上のトップエンジニアが新卒、未経験者の学習方法をぶった斬る。こんなオンラインプログラミングスクールは潰れてしまえ。
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![]() | 新卒や現役エンジニアの学習方法(オンライン学習 or 書籍) 「SIerやメーカーに就職した新卒」や「現役エンジニア」で、動画配信で学ぶ技術者はほぼゼロと言ってよい。洗練された書籍で学んだほうが短期間で技術習得できるし高すぎる。・・・ 続きを見る |
「SIerやメーカーに就職した新卒」や「現役エンジニア」で、動画配信で学ぶ技術者はほぼゼロと言ってよい。洗練された書籍で学んだほうが短期間で技術習得できるし、そもそも高すぎる。
「動画配信でチンタラ学んでいるような人は現場ではやっていけない」というのが率直な意見だと思う。
筆者が新卒・中途の未経験者の教育で使用している書籍が「10日で覚えるシリーズ」だ。新卒未経験者にはこの本で10日間でMVCモデル2(Java Servlet JSP Oracle)の開発の初歩ができるようになってもらう。
中途未経験者の採用試験でも使っており、10日間時給を支払い、複数いる場合は協力し合ってこの課題をおこなわせる。

すべて完璧に理解・実装できる必要はないが、重要な部分は10日間ですべて理解・実装できないと合格できない。
できるか?できないか?グダグダ考える前に「読んで手を動かせ」ば、大卒・専門卒・高卒問わず10日間でできるようになる。
もう1つ、この10日間でやることには意味がある。
システム開発は気の知れたチームでおこなえることの方が少ない。多くのプロジェクトは、流動するSE・PG・コーダーを調達し、チームを作りプロジェクトを推進する。
自分が流動する人材を向かい入れる側になることもあれば、1人で誰も知人のいないプロジェクトに放り込まれることもある。
全員知らない人は普通で、物怖じしたりグダグダしている暇はなく、現場に入ったら即順応して仕事を始める必要がある。それが即戦力だ。
フットワークが重い人は戦力にならないので短期間で「ダメなヤツ」という烙印が押されてプロジェクトから放り出される。
未経験者でも課題を10日間でやり切る人は「心も作業もフットワークが軽く」近い将来1人で放り出されてもやっていける。
SIerやメーカーのエンジニアに現場プログラマは存在しない。
全工程のうちプログラマが必要な製造工程(開発工程)は1/5(20%)以下なので、プロジェクトを転々するような現場プログラマは「付加価値が低く」「アイドルタイムも多い」。稼働率が下がり利益率を損ねるからだ。
プロジェクトで全工程に携わるようなポジションであれば「顧客との距離」が近く「付加価値」が高い。「稼働率」も高く「プロジェクトへの貢献度」も大きくなる。
システム業界未経験者や、経験不足のエンジニアモドキは「設計」「製造」工程が大きなウェイトを占めると思うだろうが、下の絵を見てもわかるとおり小さな工程に過ぎない(人数は必要になる)。

図)システム開発事業者の全工程
プロジェクトで全工程に携わるようなポジションであれば「稼働率」が高く「付加価値」も高い。プロジェクトへの貢献度も大きくなる。
プログラマは需要が発生するプロジェクトを転々することから「季節労働者」と呼ばれている。
製造工程は小さな工程なのでプロジェクトで必要な期間は短い。プログラマがプロジェクトを渡り歩くのはこのためだ。
SEは机上のドカタと呼ばれている。システム開発の現場は屈指のブラックな職場だ。
通常の学習や、受験、試験でも同様なことが言えるが「いかに要点を短くわかりやすくまとめた参考書」を見つけられるか?が学習を進めていく上で最も重要な技術の1つだ。
技術習得も同様で、自分にあった「要点を短くわかりやすくまとめた技術書」を見つけられるか?は、システム業界で生きて行く上で必須能力になる。
ひとそれぞれ、好みや、わかりやすいと感じる書籍は違うが「わかりやすさ」とは「クドクド長い説明ではなく、必要な要点を端的に説明する」ことだ。
分厚い参考書では挫折するが、薄っぺらいが重要な要点を網羅した参考書では挫折しない。
特に現役エンジニアは、実業務をこなしつつ余剰時間で新たな技術習得をする必要があり、ほとんどのエンジニアは就業時間中に新たな技術を学ぶ余裕はない。
では、どのように学習しているのか?
ペラッペラで良いので、必要な要件だけ書かれた書籍で学んでいる。もしくは、必要な部分のみ抜粋して学んでいる。
エンジニアは技術書を頭から読まず、目次を見てパラパラめくって必要な情報に辿り着く。速読に近いことを多くのエンジニアはしている(ダメなヤツはできない)。
| 本 | 動画 | |
|---|---|---|
| 1)目次・索引から目的の情報を開く | 〇 | × |
| 2)速読 | 〇 | △ 書籍の速読より劣る |
| 3)再読(理解できない場合など) | 〇 | △ 書籍は目線を動かすだけ 動画は戻る必要あり |
| 4)説明を読みながら作業 | 〇 | × |
| 5)1ページの情報量 | 〇 | × |
| 6)操作説明などに伴う画面の変化の説明 | △ | ◎ 圧倒的に優れている |
動画配信に目次はなく、パラパラめくることも出来ない。
本のようにここら辺じゃない?と当たりをつけて開いて、自分が探したい情報にいち早く辿り着けない。
本のような物理的UIではないので時間がかかる。
動画でも「早送りで見る」「飛ばしながら見る」こともできるが、紙の本での速度の方が速い。
動画は「聞き洩らし」「一度は理解できない」場合、もう一度戻って見なければならない。
本でも一度読んでも理解できない場合、再度読み直すが、目線を動かし読むだけ。
本を開いて内容を確認しながら手を動かすのは簡単。
動画を見ながら手を動かすのは、本よりやや難しい。動画は勝手に進むため、ここで止めたいと思っても進んでしまう。
動画とか紙では一度に入ってくる情報量に大きな差が出る。
本は図表などを1ページに押し込めて、効率的に把握・理解できる。動画ではできない。
特に設計書は、紙は十分な情報量を記述できるので理解・説明しやすい。動画では難しい。
動画で設計書全体が見れるようにすると、文字や図表が小さく見えなくなる。
紙の設計書なら普通にできることが、動画では全くできなくなる。
動画が本より優れているのは、操作説明など画面の変化を説明する場合だ。動画では画面の状態変化をすべて記録し配信できるが、本は部分的になりがちだ。
説明したい一連の操作を動画にすると、本より圧倒的にわかりやすい。
昔の技術書やマニュアルは不親切で不明点が多かった。Solarisの再インストールに関する説明が保守資料にまったくなかったので、SUNの技術者を呼びかSolarisのインストールをビデオ録画した経験がある。完全再現するために動画は特に有効だ。
書籍で同様のことをすると、画面の状態変化と同じ数のスクリーンショットが必要になる。 文章で説明すると文章量も多くなる。すべて画面変化をスクリーンショットで取り文章化するのは現実的ではない。
「オンラインプログラミングスクール=動画配信」であるため、スクールは動画と書籍の比較はしない。オンラインプログラミングスクールのメリットが見えてこないからだ。
| 工程 | 担当 | 説明 |
|---|---|---|
| 1)営業(開拓 営業先・事業内容) | 営業/コンサルタント | お客様からシステムの開発依頼を受けるケースと、新規に開拓するケースがある。 稼動中のシステムを受注・運用・保守をしている優れた会社にお客様が別件を相談し、新規案件として獲得するケースが多い。※1 この他に、競争入札やRFPを元に提案するケースがある。 ※1 現場のコンサルタントやSEが優秀で、顧客が現在稼動中のシステムに満足している場合、別件の相談→受注に繋がるケース。 |
受験を思い出してほしい。
毎日コツコツと勉強し積み上げて、自分の知識として定着されるのは絶対条件だが、勉強ができる人は要点をとらえるのが上手く、ノートを綺麗に書き、短期間で詰め込む要領の良さがある。
勉強をやらなかった、もしくは勉強の正しいやり方を知らない結果、できなかった事に問題はないが、勉強をやってもできなかったのは問題がある。
脳の良し悪しはあるが、コーディング(プログラミング)程度なら早慶レベルの理工学部の現役大学生は、技術書のみで1ヶ月でかなり書けるようになる。勉強をやってもできなかった人は、1ヶ月で書けるようにはならない。
高卒でも「学習用の技術書を選択」と「進め方」さえ間違わなければ、フルタイムで学べば1ヶ月でかなり書けるようになる。

難関大学の理工学部卒から、高卒まで幅広い学歴の未経験者の教育をおこない、高卒を上場企業に即戦力として中途採用されるレベルのエンジニアに育成することもおこなってきたが、プログラミングに関して言えば、学歴や理系・文系は関係なく誰でも普通にできようになる。
プログラミングは限りなく奥深く、広い知識が必要だが、ありがちな業務システムや配信型WEBシステム程度なら、難易度の高い実装(複雑なトランザクション処理やビジネスロジック)を除けば、2ヶ月フルタイムで学習すればそこそこ現場の戦力になる。
「UI」や「データベースの参照・更新」程度なら技術力は必要なく、誰でも短期間で出来るようになる。高校の数学、物理、英語の方が遥かに難しい。
プログラミングスクールに何十万円もかけて行くとかオンラインで学ぶという感覚は、システム業界の人間にはまったく理解しがたい感覚だ。
大きな書店で気に入った本を買ってきて読めば十分わかる話だ(※アマゾンでポチる場合は、大人買いして良本を見つける必要がある。良本か?自分に合っているか?などはパラパラめくってみないと判断できないからだ)。
プログラミングとはその程度の話で、手に職を付けるといったレベルのものではない。現場レベルのコーディング(プログラミング)だけで一生食べていける可能性はかなり低い。
システム開発全般に対する理解、最低でも下流工程の設計能力がなくては50歳まで現役で働くことすら難しいだろう。
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