2012年3月12日
平成24年2月21日に通常総会が開催され、新年度役員、23年度事業報告ならび24年度事業計画等が決定されました。概要はつぎの通りです。
目次
1.平成24年度役員の選任(全員が再任された。役員の任期は1年)
- 理事長: 鈴木政孝
- 専務理事: 白浜鷹志、久米力
- 理事: 片桐明美、横田満雄、長野祐三、臼倉登貴雄、小原りえ子、武藤正勝、寺島春夫
- 監事: 田辺繁友
2.平成23年度事業報告
組織運営統治(ガバナンス)の一層の強化を図るため、「経営委員会」を中心として、会の経営方針・施策を適時に決定し、効果的な活動の展開を図った。また、本部事業担当、支部長及びプロジェクト・リーダーからなる事業連絡会を開催し、会の事業展開の課題につき共通理解を図った。
中核事業である「中古PC再生寄贈」については、長引く経済不況のため企業からのPC提供は前年と同様に厳しいものとなった。その中で協力企業から提供された中古PCを活用して、特に、3月11日の東日本大震災の被災地を支援するため、『わ』プロジェクトを設定して、NPO・任意団体・学校・障害者などに、中古PCを再生して優先的に寄贈してきた。
なお、NHK厚生文化事業団「わかば基金」および三井物産の「リサイクルパソコン寄贈」の運営支援を企画・推進した結果、75団体に対して362台の寄贈が実現した。
全体としての寄贈実績は、118団体・12校・19個人に対して657台(前年比 125%増)となった。
NPOウェブアクセシビリティ推進協会の活動には事務局業務を含め、積極的に参画した。
ICT安全利用推進事業の一環として、(財)マルチメディア振興センター(FMMC)より受託した「e-ネット安心講座」(小中高校の生徒・保護者・教職員等対象)は、本格的に全国展開され、前年より倍増して講座を担当した。
新規事業として、「パソコン・ドック」を開設して活動を開始した。
1)特定非営利活動に係る事業
◇中古PC再生寄贈事業
- リユースPC寄贈プログラム(XP搭載): 23団体 寄贈68台
- 『わ』プロジェクト。東日本大震災の被災地支援:
NPO・任意団体 20団体 52台
教育機関 1校 5台
個人(障害者・高齢者など)19人 19台 - リサイクルPC寄贈(NHK厚生文化事業団): 21団体 寄贈59台
- リサイクルPC寄贈(三井物産社会貢献): 54団体 寄贈303台
- リサイクルPC導入プログラム: 教育機関7校 寄贈66台
◇IT講習等支援
- IT講習会主催及び講師支援:56講座 受講者302人
- シニア情報生活アドバイザー養成講座:2講座 13人(更新)
(財)ニューメディア開発協会の認定
◇Webアクセシビリティ事業
- Webアクセシビリティ化の支援サービス(企業等)
- 障害者就業支援
◇e-ネット安心講座
- マルチメディア振興センターの社会貢献
- 対象:小中高校の生徒・保護者・教職員等
- 講座開催 104講座 14,830人
2)その他の事業
◇会員交流会・実施されなかった。
3.平成23年度 収支計算書
(1)特定非営利活動に係る事業
[収入の部]
- 会費収入
- 27万円
- 寄付金収入
- 1,533万円
- (1)活動支援寄付金
- 0万円
- (2)PC事業引当金寄付金
- 1,270万円
- (3)ICT安全利用推進事業
- 263万円
- IT講習等支援
- 44万円
- プロジェクト・その他
- 80万円
- 当期収入合計
- 1,684万円
[支出の部]
- 事業活動委託費
- 1,196万円
- (1)リユースPC寄贈プログラム
- 853万円
- (2)IT講習等支援
- 36万円
- (3)Webアクセシビリティ化サービス
- 56万円
- (4)障害者支援
- 18万円
- (5)ICT安全利用推進事業
- 233万円
- 一般管理費
- 645万円
- 当期支出合計
- 1,841万円
[収支]
- 当期収支差額
- ▲157万円
- 前期収支差額
- 1,957万円
- 次期繰越収支差額
- 1,800万円
- 正味財産合計
- 1,800万円
(2)その他の事業
[収入の部]
- 活動会費
- 0円
[支出の部]
- 会員交流会
- 0円
[収支]
- 当期収支差額
- 0円
- 前期収支差額
- 0円
- 次期繰越収支差額
- 0円
4.平成24年度事業計画
組織運営統治(ガバナンス)の一層の強化を図るため、「経営委員会」を中心として、会の経営方針・施策を適時に決定し、効果的な活動の展開を図る。また、本部事業担当、支部長及びプロジェクト・リーダーからなる事業連絡会を開催し、会の事業展開の課題につき共通理解をして解決を図る。
中核事業の「中古PC再生寄贈」については、長引く経済不況のため企業からのPC提供は前年と同様に厳しいものと思われる。
平成23年3月11日の東日本大震災を支援するため、昨年から開始した『わ』プロジェクトを継続し、NPO・任意団体・などに、中古PCを再生して優先的に寄贈していく。
なお、NHK厚生文化事業団「わかば基金」およびその他企業の「リサイクルパソコン寄贈」の運営支援を企画・推進する。
さらに、教育機関へのPC寄贈は、「リサイクルPC導入プログラム」として継続する。
「Webアクセシビリティ事業」としては、企業・団体へ働きかけてWebアクセシビリティ支援事業を開拓し、Webアクセシビリティ・ユーザー・テストを行う体制を整え、アクセシビリティ業務の診断・品質確認・修正作業を在宅障害者に提供し、就業支援を図る。また、NPOウェブアクセシビリティ推進協会には事務局業務を含め積極的に参加する。
ICT安全利用推進事業の一環として、(財)マルチメディア振興センター(FMMC)より受託した「e-ネット安心講座」(小中高等学校の生徒・保護者・教職員等対象)は、引き続き、本格的に全国展開される。
昨年、新規事業として開設した「パソコン・ドック」の活動を継続する
1)特定非営利活動に係る事業
◇中古PC再生寄贈事業
- リユースPC寄贈プログラム(XP搭載): 40団体 寄贈100台
- 『わ』プロジェクト。東日本大震災の被災地支援:
NPO・任意団体 40団体 140台
教育機関 10校 100台
個人(障害者・高齢者など)40人 40台 - リサイクルPC寄贈(NHK厚生文化事業団): 25団体 寄贈70台
- リサイクルPC導入プログラム: 教育機関10校 寄贈250台
- パソコンドックク: パソコン機能の検査・補修
◇IT講習等支援
- IT講習会主催及び講師支援: 50講座 受講者300人
- シニア情報生活アドバイザー養成講座: 2講座 受講者20人(更新)
(財)ニューメディア開発協会の認定
◇Webアクセシビリティ事業
- Webアクセシビリティ化の支援サービス(企業等)
- 障害者就業支援
◇e-ネット安心講座
- マルチメディア振興センターの社会貢献
- 対象:小中高校の生徒・保護者・教職員等
- 110講座 14,900人
◇その他新規事業
2)その他の事業
◇会員交流会 ・東北支部、東京本部にて開催
5.平成24年度収支予算書
(1)特定非営利活動に係る事業
[収入の部]
- 会費収入
- 25万円
- 寄付金収入
- 1,161万円
- (1)活動支援寄付金
- 0万円
- (2)PC事業引当金寄付金
- 901万円
- (3)ICT安全利用推進事業
- 260万円
- IT講習等支援
- 50万円
- プロジェクト・その他
- 120万円
- 当期収入合計
- 1,356万円
[支出の部]
- 事業活動委託費
- 1,138万円
- (1)リユースPC寄贈プログラム
- 709万円
- (2)IT講習等支援
- 40万円
- (3)Webアクセシビリティ化サービス
- 55万円
- (4)Web障害者就業支援
- 54万円
- (5)ICT安全利用推進事業
- 230万円
- (6)その他新規の提案事業
- 50万円
- 一般管理費
- 618万円
- 当期支出合計
- 1,756万円
[収支]
- 当期収支差額
- ▲400万円
- 前期収支差額
- 1,800万円
- 次期繰越収支差額
- 1,400万円
- 正味財産合計
- 1,400万円
(2)その他の事業
[収入の部]
- 活動会費
- 5万円
[支出の部]
- 会員交流会
- 5万円
[収支]
- 当期収支差額
- 0円
- 前期収支差額
- 0円
- 次期繰越収支差額
- 0円
- 正味財産合計
- 0円